前回、私なりにまとめたリーダーとしての具体的行動を掲載しましたが、今回は、最近読んだ本の中にあったリーダーシップの本質や行動についてのまとめを抜粋します。
その本の一章の中にリーダーシップに関する章があり、前回私があげた具体的な行動を掘り下げ、実際に調査によって示されたいくつかの行動としてあげらていました(但し、調査の詳細については述べられていませんでしたが)。
研究者でなく、まあ実務家としては、述べられている部分に納得感があるのでよしと感じています。
皆さまの参考になればと思い掲載します。
———-抜粋———————————————-
「マネージメントとは何か?」 スティーブン P ロビンズ 著
信頼関係を築くのに有効であると調査によって示されたいくつかの行動
1 オープンである事
不信感は、知っていることからだけでなく知らないことからも生じる。常に情報を与え、決定事項の基準を明確にし、決定に至った根拠を説明して、問題を隠さずに、関係のある情報をくまなく開示すること
2 公正であること
決定を下す、あるいは行動を起こす前に、客観性や公正さの観点からどう受け取られるかを検討すること。褒めるべき点は、褒め、評価は客観的かつ公明正大に行い、報酬の配分については公平だと見られるように注意すること。
3 気持ちを伝えること
事実しか伝えない、マネージャーは、冷淡でよそよそしい印象を与える。気持ちを言葉で表現すれば、正直な人間味のある人として見てもらえる。
4 真実を伝げること
真実を述べることは誠実さの本質的な部分だ。いったん嘘をついてそれが発覚すると、信頼を獲得し維持する力は大きく損なわれる。普通、人はマネージャーに嘘をつかれたことを後で知るよりは、「聞きたくない」ことも知っておく方が耐えられるものだ。
5 一貫性を示すこと
人は予想どおりに物事が進むことを望む。次に何が起こるか分からないと不信感が生じる。自分の基本的な価値観と信念に従って行動すること。それによって一貫性が高まり、信頼関係が築かれる。
6 約束を守ること
信頼されるには、人から頼りになると思わなければならない。だから、言ったことは確実に実行し約束を守る事が必要だ。
7 秘密を守ること
口が堅く頼りになる人は信頼される。自分の秘密を他人に話したり、裏切ったりは絶対にしない、と相手に確信してもらう必要がある。個人的な秘密を漏らすような人だ、あるいはあてにならない人だと見られたら、信頼できるひととは思われない。
———-抜粋—終わり—————————————-
ロビンス教授によると、リーダーシップの本質は信頼だということです。
私も自分の日々の行動で信頼感を得れるようにやっていこうと思いました。